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財務省/11月の輸出額は9.1%増加、輸入額は14.2%増

2010年12月22日/調査・統計

財務省が12月22日に発表した11月の貿易統計速報によると、輸出額は5兆4411億円(前年同月比9.1%増)、輸入額は5兆2783億円(14.2%増)となった。

輸出では、鉄鋼(21.3%増)、金属加工機械(107.2%増)、原動機(18.5%増)が増加し、輸入では鉄鉱石(82.9%増)、音響映像機器(含部品)(44.3%増)、石油製品(42.4%増)が増加した。輸出は過去51位、輸入は37位の水準だった。

地域別の貿易動向では、米国向けの輸出額は8657億円(1.2%増)、輸入は5111億円(12.1%増)、輸出から輸入を差し引いた額は3586億円(11.2%減)となり、輸出は11か月連続、輸入は2か月ぶりの増加、差引額は11か月ぶりの減少となった。

輸出では建設用・鉱山用機械(481.8%増)、金属加工機械(175.0%増)、原動機(20.4%増)が増加した。減少品目は自動車(7.5%減)、重電機器(61.9%減)、電算機類の部分品(28.6%減)で減少した。

輸入では航空機類(101.1%増)、医薬品(67.2%増)、科学光学機器(23.1%増)が増加した。減少品目は原動機(18.0%減)だった。

EU向けでは、輸出が6567億円(10.1%増)と2か月ぶりの増加、輸入は4813億円(2.0%減)と10か月ぶりの減少となった。輸出から輸入を差し引いた額は1754億円(66.2%減)と2か月ぶりの増加となった。

輸出では、自動車(15.8%増)、自動車の部分品(40.3%増)、鉱物性燃料(131.6%増)が増加したが、電算機類の部分品(26.8%減)、映像機器(31.0%減)は減少した。輸入では医薬品(11.6%増)、肉類(51.5%増)、科学光学機器(16.4%増)が増加したが、有機化合物(24.9%減)、鉄鋼(71.8%減)、重電機器(49.7%減)は減少した。

アジア向けでは、輸出が3兆459億円(13.0%増)と13か月連続、輸入は2兆4379億円(17.6%増)と11か月連続で増加した。輸出から輸入を差し引いた額は6079億円(2.4%:減)と15か月ぶりに減少した。

輸出では、鉄鋼(19.5%増)、金属加工機械(98.9%増)、自動車(22.9%増)が増加し、輸入では音響映像機器(51.2%増)、衣類・同付属品(17.0%増)、電算機類(22.5%増)が増加した。

中国向けでは、輸出は1兆907億円(18.3%増)と13か月連続、輸入は1兆2447億円(19.3%増)と10か月連続で増加。輸出から輸入を差し引いた額は1540億円と2か月ぶりの赤字となった。

輸出では金属加工機械(158.8%増)、有機化合物(25.6%増)、鉄鋼(24.5%増)が増加し、輸入では音響映像機器(61.9%増)、衣類・同付属品(15.9%増)、通信機(39.2%増)が増加した。

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