（株）あらたは、関東地区の物流拠点再構築の一環として、2008年春の稼働をめどに埼玉県に新物流センターを建設する。
中部地区でも物流体制の強化と物流費削減に取り組むほか、4月に統合した子会社「流通ネット（株）」の物流機能を九州地区の期間物流センター「九州CLC」に集約し、再構築を進める。
今後、物流・営業面での積極的な投資を行い、基幹システム「ジェネシス」の全支店展開を図る。
同社は全国で最適な物流拠点の構築を進め、ローコスト体制を整備して収益力向上につなげる方針で、これを踏まえて中期的には全国業務の標準化、統一化による業務精度向上に取り組む。また、固定資産の圧縮を進め、財務基盤強化に努める。
平成19年3月期連結決算は、売上高こそ5221億3100万円（前期比14.5％増）と伸びたものの、営業損失24億2900万円（前の期は25億1800万円の損失）を計上し、2期連続での損失となった。当期純利益は1億8300万円（13.9％減）。
