（株）デンソーは、中国の江蘇省常州市にディーゼル車用燃料噴射装置（コモンレールシステム）を生産する新会社を設立した。
新会社の社名は、電装（常州）燃油噴射系統有限公司で、デンソーが100％出資。総投資額は40億円で、建屋は10月に着工、2008年8月に完成し、2009年7月には生産を開始する。2012年度で180億円の売上を見込む。
同社は、「中国で環境保護への関心の高まりを背景に排出ガス規制が強化されていく」と見て、規制強化への対応としてコモンレールシステムの需要の高まりに対応する。
特にニーズの高い大型ディーゼル車向けのコモンレールシステムを現地生産し市場に供給することで「環境に優しい中国自動車社会の実現に貢献していく」としている。
