いすゞ自動車(株)は、ディーアールビーハイコム(以下:DRB-HICOM)とのマレーシアにおける生産合弁会社、マレーシアントラックアンドバス(以下:MTB)の生産事業強化のため、同社へのいすゞ出資比率を現在の20%から51%へ引き上げることで、合意した。
MTBは、いすゞ(現出資比率20%)とディーアールビーハイコム(現出資比率80%)との合弁会社で、資本金は1億リンギット(約33億円)、マレーシアの国民トラック「ハイコム・ペルカサ」として販売されているNシリーズトラック(日本でのエルフ)と、Fシリーズトラック(日本でのフォワード)の生産、およびいすゞD-MAXピックアップトラックの委託生産等を行っている。
今回いすゞは、DRB-HICOMから31%の株式を取得して同社を連結化するとともに、社名をいすゞ・ハイコム・マレーシアとする。
新会社ではCEOとCOOをいすゞから派遣し、経営を主導していく。これにより、MTBは製品の品質向上とコストダウンを進め、商品力の一層の向上を図り、マレーシアにおける拡販を目指す。
マレーシアントラックアンドバスの概要
会社名:Malaysian Truckand Bus Sendirian Berhad
所在地:パハン(Pahang)州
資本金:1億リンギット(約33億円)
主たる業務:国民商用車の輸入、製造、販売および各種自動車(乗用車/商用車)組立