世界的に有名な総合不動産会社、Colliers Internationalが6月19日に発表した「上海工業物件市場の研究報告」によると、多国籍企業の旺盛な需要による土地供給が不足するため、5月の同市の主要工業パークの土地賃貸価格は1平方メートル当たり平均で112ドルとなり、2006年末時点に比べ10.43%も上昇した。
同社の調査によると、上海の主要工業パークの空き室率は2006年末の4.1%から3.12%に下落、空き室があまりない南京西路商業区とほぼ同じレベルに達している。
今年1-5月、同市の主要工業パークでの新規工業物件の面積は36万平方メートル、賃貸物件の面積は54万5000平方メートルとなる。松江工業区と宝山工業区の空き室率はそれぞれ0.61%と0.63%で最低だった。(日中経済通信)