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ワールド・ロジ/大証に改善報告書提出

2007年06月25日/3PL・物流企業

ワールド・ロジ(株)は6月22日、(株)大阪証券取引所に対し、半期報告書の提出遅延の経緯、改善措置などを記載した改善報告書を提出した。

同社は平成19年6月期の半期報告書提出期限から半月以上あとの4月24日に提出したが、同じ日に特別損失の計上に伴う同期中間決算短信の大幅な訂正を行った。

遅延と大幅訂正の原因について、同社は報告書の中で、期限間近に監査法人との意見の相違による監査法人の交代、18年6月期にM&Aによる新たな連結子会社が12社加わったこと、ベテラン経理部長ら経理担当職員が18年7月から12月にかけて6人退職したこと――などを挙げている。

監査法人の関連では、19年3月初旬頃、監査を担当していた太陽ASG監査法人との間で、①太陽ASG監査法人が監査を行っていない決算内容、監査内容全般に対する適正性②特定取引先の有価証券報告書訂正の可能性に伴う同社への影響③物流コンサルティング、物流システム取引の実態――について意見が相違。半期報告書の提出期限直前に同監査法人が辞任したことで、提出が間に合わなかったとしている。

今後の改善策としては、経理グループの人員補強と人材教育、経理システムの構築、資産の適切な評価と収益の正確な予想ができる体制の構築、経営陣や従業員への情報開示やコンプライアンスに関する研修の実行、コンプライアンス委員会と監査役会の強化によるコンプライアンス強化、組織の見直しによるコーポレートガバナンスの強化――などに取り組むとしている。

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