本田技研工業（株）の福井威夫社長は7月18日会見し、アジアでの二輪事業強化などを打ち出した。物流関係では、国内の軽自動車事業で連結子会社の八千代工業が取得した工場用地に「軽自動車に最適な生産体質」を構築。2009年にエンジン組立から稼働させ、エンジンと完成車の一貫生産体制を整えることで、生産・物流効率を高めていくとした。
また、環境面では「グローバル規模で一丸となって取り組みを加速し、環境トップランナーとして時代に先駆けていく」との方針を掲げ、ガソリン車と同等のNOx排出ガスレベルが求められる米国の排出ガス規制「TierII Bin5」をクリヤする「次世代ディーゼル」を2009年に米国市場、ついで国内市場に投入する。
