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日本郵船/重大事故対応訓練を実施

2007年07月20日/3PL・物流企業

日本郵船(株)は7月18日、大型タンカー「高砂丸」の衝突・油濁事故を想定した訓練を第四管区海上保安本部、船舶管理会社のティ・エム・エム(株)と共同で実施した。

1997年7月に発生したダイヤモンドグレース号の油流出事故を教訓として、毎年7月1日から1か月間、安全運航の重要性をすべての社員が再認識するキャンペーンを行っており、キャンペーンの一環として訓練を実施したもの。

訓練は内外地の事故対応要員、グループ会社社員も参加し、伊勢湾沖で大型タンカーが他船と衝突、貨物の原油が流出したとの想定で実施され、人命の保護および環境汚染の防止を最優先に事故対応が行われた。

本店内に設けた事故対策本部では、管理会社の情報に基づき同海上保安本部と対処方法を決定し関係者に対策を指示するなど、三者間での連携を確認しながら事故対応を進めた。

訓練の最後には、事故の現状および対策を早く正確に伝えるため、模擬記者会見も行い、本番さながらの緊迫した雰囲気の中、一般の人々の視点に立った厳しい質問も多く出された。

同社では「情報の迅速性に加え、中身の重要性も再認識する有益な訓練となった」としている。

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