LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本郵船/新造大型コンテナ船で受電装置の接続試験実施

2007年09月05日/3PL・物流企業

日本郵船(株)は9月4日、(株)IHIマリンユナイテッドの相生生産部(兵庫県相生市)で、9月下旬に竣工する8600TEU型新造大型コンテナ船を利用した、コンテナ型受電装置の接続試験を行い、安全性を確認したと発表した。

日本郵船は環境対策の一環として、運航する大型コンテナ船全船に対し、接岸・荷役中に船が必要とする電力を陸上施設から受け取る受電装置の搭載を決定している。

2004年に受電装置を搭載したコンテナ船「NYK ATLAS」をアジアと北米西岸を結ぶ航路に投入し、ロサンゼルス港の郵船コンテナターミナルで、陸上施設から電力の供給を受ける接続試験を開始している。

今回接続試験を行なったコンテナ型受電装置は、NYK ATLASとは異なり、ケーブルリールを収納するコンテナを用いた受電装置を貨物スペースに設置するため、既存船への大幅な設計変更の必要がないという。

同社では「引き続き既存船へのコンテナ型受電装置の導入と、新造大型コンテナ船への設備設置をもって全船への受電装置の搭載を進めていく」としている。

今回の試験で使用した8600TEU型コンテナ船シリーズ8隻には、同受電装置以外にも、電子制御エンジンや燃料油の流出を防止する船体構造など最新の環境対策を施している。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース