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ゼロ/コスト削減で収益率大幅改善、19年6月期業績予想を修正

2007年08月03日/決算

(株)ゼロは8月2日、平成19年6月期の業績予想修正を発表した。単体業績は、輸送方法の抜本的な見直しが見込みより大きな成果となったほか、原油価格の高騰や排ガス規制への対策費などコスト負担増の一部を輸送料金に反映したことなどにより、車両輸送の収益率が改善した。

日産自動車の国内販売不振、中古車輸送の不採算路線の撤退で輸送受託台数が減り、売上高は見込みを若干下回る結果となったが、「収益改善により十分吸収することができた」。労務費、諸経費を社内努力で抑制できたことも寄与し、経常利益は前回予想を上回る見込み。

ただ、前回の見込みに織り込んでいた旧本社ビルの売却益、本業での利益増や株式売却益の計上はあるものの、投資有価証券の評価損8億万円を特別損失として計上するため、純利益は前回予想を下回る。

連結は、子会社の苅田港海陸運送(株)の事業拡大が遅れ、(株)九倉も荷主からの貨物輸送受託が減少するなど、計画を下回った。しかし、単体での改善幅にカバーされる形で、連結でも経常利益は前回予想を上回る見込み。

修正により、単体業績は売上高487億9000万円(前回予想に比べて2.8%減)、営業利益5億1000万円(前回予想時は7000万円の損失)、経常利益9億2000万円(3.8倍)、当期純利益7億5000万円(8.5%減)。

連結業績は、売上高541億8000万円(2.7%減)、営業利益9億5000万円円(2.1倍)、経常利益11億1000万円(98.2%増)、当期純利益6億6000万円(28.3%減)となる見込み。

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