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山星屋/メーカー、小売業との商品情報管理システム構築

2007年08月16日/SCM・経営

(株)山星屋は、日本電気(株)、eBASE(株)と共同で、菓子の原材料・原産地などの商品情報を高精度かつ効率的にメーカーや小売と共有・管理できる商品情報管理システムを構築し、システムが5月より稼動した。

構築したシステムは、消費者の食に対する意識の高まりを背景に、卸業者という立場から「食の安全・安心」を推進していくものであり、菓子卸業界では初めての取り組み。

新システムは、山星屋がメーカーから入手する菓子の原材料・製造工程・アレルギー物質や添加物の有無・保存条件・賞味期限などの詳細情報を、メーカーや小売業と共有・一元管理することが可能となっており、小売業へ提出する商品情報の帳票や各種販促資料の作成を効率的に行うための機能を実装している。

本システムは、大手小売業において数多くの導入実績を有するデータベース構築ソフトウェア「eBASE」と、NEC製サーバ(Expressシリーズ)4台を中核に構成し、インターネットを介して取引先メーカーから商品情報の提供を受けるとともに、取引先メーカー内での共有データベースとしても活用している。

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新システムの特長
(1)メーカー/卸/小売業が一体となって商品情報を高精度に共有・管理
商品情報データベースが専用サーバで一元管理されるため、山星屋社内における商品情報の共有は勿論の事、本データベースはメーカーや小売業からも参照・登録が可能になるため、製配販一体となった高精度な商品情報管理が実現できる。

(2)山星屋における商品情報管理業務の効率化を推進
小売業から指定されたフォーマットでの帳票自動出力が可能になるため、メーカー参加による帳票作成作業の大幅な分業化が進み入力ミスも最小化される。また新システムの導入とともに、商品情報を管理する専任部門を新設し運用管理体制も強化することで、山星屋における商品情報管理業務の効率化並びに高度化が推進される。

(3)得意先小売業への提案力を強化
原材料情報などのテキストデータに加え、商品画像データ等の蓄積も可能で、WEBカタログやビジュアルな提案書の作成に簡単に引用する事ができる。
さらに、本商品情報管理システムは棚割管理システムに自動連携しており、山星屋の営業担当は得意先に対して、常にアップデートされた最新のデータを使用の上迅速な売場提案を行うことが可能になる。

問い合わせ
NEC
第二国内SI推進本部
担当:菅野
電話03-3798-6844
m-sugano@az.jp.nec.com

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