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菱食/12月期中間決算、営業利益が前年同期比76.5%減少

2007年08月16日/決算

(株)菱食の平成19年12月期中間決算の経営成績は、売上高において、スーパーマーケット業態における取組強化により、前年同期比3.4%増加の6,648億73百万円となったが、前年とことし稼働した物流センターに伴うコスト増の影響等により販管費が増加し、営業利益は2億61百万円で、前年同期比76.5%もの大幅な減少となった。

経常利益も前年同期比47.0%減少の7億57百万円で、前年の特別損失において多額の減損損失を計上した影響から、前年同期比較においては大幅改善したが、5億16百万円の中間純損失となった。

同社グループは「量から質への転換」のスローガンのもと、消費の多様化、個別化に対応るため、フードコーディネート機能を始めとする「食のフルライン戦略」の推進を強化することによる「価値ある卸機能の拡充」に努力を続け、あわせて「ローコスト経営の徹底」の継続により、業績の向上に努めた。

特に、21世紀型中間流通機能の確立を実現すべく、生活者が求める商品・サービスをフルラインでコーディネートする食のスタイルを提供するため、平成19年2月に低温帯の営業部署にあった「フードコーディネート本部」を常温帯(加工食品)の営業部署でありました「企画開発部」と統合し、全温度帯によるフードコーディネート機能を発揮できる組織体制に変更した。

また、年々拡大しておりますインターネット市場において、Eコマース事業の確立を図るため、平成19年2月に同業界における健康関連商品の最大手であるケンコーコム(株)と業務・資本提携契約を締結した。

ワイン等のEコマース事業を運営するイー・ショッピング・ワイン(株)を含め、酒類とその他食品等の分野におけるEコマース事業に共同で取り組むこととし、インターネットを通じた生活者の新しいニーズに応える。

物流投資は、取引先小売業様との更なる取組強化を図るため、特定取組先小売業向け専用センター(SDC)として、平成19年2月に「岡山SDC」、6月には「埼京SDC」を新設した。

通期の見通しは、前年10月の(株)アールワイフードサービスとの合併の影響もあり、売上高は1兆4,000億円(前期比2.6%減)を予想しているが、利益面においては、営業利益85億60百万円(50.2%増)、経常利益91億円(前期比42.0%増)、当期純利益43億50百万円と大幅な増益を見込んでいる。

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