(株)サカタのタネと(株)花の大和は9月13日、球根の小売事業について業務提携することで合意したと発表した。今後、両社は球根の仕入業務、加工業務の一元化を進め、コスト低減など効率化を図り、2008年春に球根の新しい共同ブランドを立ち上げる。
提携により、重複している国内外の取引先を整理統合することによる事務コストの削減、1取引あたりの発注量を増やすことによる仕入れコストの低減を図る。
生産農家や海外の輸出業者は、限定品種や新品種を大口取引先から順に優先権を与えることが多いため、両社合わせて国内トップシェアのスケールメリットを生かし、調達力を強化して他社との差別化や品種ラインナップの充実を図る。
また、これまで両社が個別に行っていた選別作業、包装など球根の加工業務を、共同のセンターで集中して行なうことによりコスト削減を図る。