自動車業界向けロジスティクス事業を行うワレニウス・ヴィルヘルムセン・ロジスティクス(Wallenius Wilhelmsen Logistics、WWL)は、豪州シドニー近郊のケンブラワラ(Kemblawarra)に最新式の技術サービスセンターをこのほど新設した。
投資額は683万豪州ドル(6億9,544万円)で、うち123万豪州ドルは、豪州政府系のファンド「AusIndustry PKIFF」から調達した。センター施設の広さは延べ4万2300平米で、近くにはケンブラ港が位置している。
WWLは、Kemblawarraの施設オープンに続き、今年10月中には、シドニー~ケンブラ港間のロジスティクス事業を開始することにしている。
新施設により、自動車関連貨物の保管キャパシティーが増大したほか、港湾アクセスの迅速化(ケンブラ港のRoRoバースまでわずか6キロ)、ロジスティクス業務の効率化、リードタイムの短縮などが実現した。
新施設にはガントリークレーン、30カ所の作業場、暖房装置付きの塗装用作業場などが備えられている。(翻訳)