日本ビクター(株)と(株)ケンウッドは10月1日、カーエレクトロニクス、ホーム・ポータブルオーディオに関する技術開発合弁会社を設立し、新技術の共同開発を開始するほか、製造委託を相互に推進し、物流コスト削減による競争力強化に取り組むことを発表した。
製造委託の相互推進として、ケンウッドから日本ビクターへカーオーディオ、カーマルチメディア、ホームオーディオ、デバイスの一部を生産委託し、日本ビクターからケンウッドへカーオーディオ、カーマルチメディアの一部を生産委託、順次生産を開始する。
同時に、部品の調達面での協業も開始し、スケールメリットの追求や外部生産委託の縮小、生産地の最適化、物流コストの削減によるコスト競争力の強化、リードタイムの短縮を推進。
ケンウッドでコスト削減とキャッシュ・フロー改善で大きな成果を上げた生産革新の取り組みと、日本ビクターが国内外の各生産拠点で高めてきたセル生産技術・ノウハウなどを相互に取り入れ、生産付加価値の拡大を図る。