（株）しまむらは、主力の「ファッションセンターしまむら」業態で取り組んでいるトータル物流の合理化として、秦野市に新商品センターを開設したことでコンテナの受け入れ能力が高まったため「流通構造の合理化が進んだ」との見解を明らかにした。
2008年2月期中間連結会計期間の入荷個数が前年同期比で28.3％、401万7000ケース増え、仕入高に占める割合が22.8％に拡大した。同社では、生産から店頭までの国境を越えたトータルな物流の合理化を目指し、直接物流の改善活動に取り組んでいる。
上期は燃料費の大幅な高騰で物流コストの押し上げ要因となったが、積載効率を見直すとともに納品方法を見直し、日本を東と西に分け基幹となる商品センターへの分割納品を進め、東西を運行する国内幹線便の減少と配送日数の短縮を進めた。
この結果、荷物一個当たりの輸送単価は54.4円と上昇したものの、配送個数は前年同期比6.8％減となり物流トータルの合理化を進めることができた、としている。
