（株）しまむらは、平成19年2月期中間決算短信（連結）の経営成績で、生産から店頭までの国境を越えたトータルな物流の合理化を目指して進めている直接物流では、当中間期の入荷個数は3,130千ケース、前年同期比13.7％増と拡大し、仕入高に占める割合も17.0％となった。
また、当中間期より店舗での陳列器材でも直接物流を始めて、陳列器材を中国の工場へダイレクトに発注し、物流センターへ直接納品することで、コスト削減を進めている。
国内物流においては当中間期65店舗で実施した改装店舗の閉店期間における荷物量の減少や、台風、集中豪雨による道路への影響等、物流面ではコスト増加要因が多い中で、引き続き積載効率を見直し、効率的な配車に努めた結果、全国を移動する荷物一個当たりの輸送単価は52.9円となり、燃料費高騰の中で前年同期比0.1％減と合理化を進めることができた。
通期の見通しでも、直接物流の更なる拡大と国内物流網の効率化を目指して、平成19年1月の開設を予定して神奈川県秦野市に東日本の直接物流に対応する大型の商品センターを建設しており、新センターでは東日本全体を統括して、一層合理的、低コストの物流網構築を進める計画としている。
