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東洋水産/生めんで生産・物流一貫体制構築

2007年10月04日/物流施設

東洋水産(株)は10月3日、群馬県館林市に即席めん工場を新設し、埼玉県日高市の生めん工場を増改築すると発表した。生めん工場にはチルド配送センターを増設し、衛生的な生産設備と温度管理を徹底した生産・物流の一貫体制を整える。

即席めん新工場は、2008年夏に着工、2009年夏から生産を開始する。新工場は、品質管理を重視し、環境に配慮した最新の設備で、カップめん・袋めん・ワンタン製品の製造ラインを設置し、赤いきつねうどん・緑のたぬき天そばなどを、東北から中部までの東日本地区全域に向け供給する。

大型の直線生産ラインによる省力設備、トレーサビリティシステム導入による、品質管理を重視した生産設備、衛生管理を重視した最新の設備を導入し、熱源に天然ガスを使用した、環境配慮型省エネ設備とする。

2010年度をめどに、即席めん製造工場を現在の10工場から7工場に集約し、生産コストの削減を図る。

また、生めん工場は、現在の埼玉工場を大幅に増改築し、生めん工場・スープ工場の建設、チルド配送センターの増設をするもので、2007年7月に着工し、2010年5月に全工事を完了。チルド製品の特性を考慮し、衛生的な生産設備と温度管理を徹底した自動倉庫・配送センターによる一貫した体制で、蒸めんの焼そば3人前を中心に製造する。生めん製品の生産体制も、全国的な見直しによる効率化を図る。

自動倉庫設置・チルド配送センター拡張による、配送拠点の集約化・物流業務の効率化にも取り組む。

即席めん・生めん製品の大規模生産拠点の設置により、安定した供給体制が整い、効率化が見込めることから、顧客サービスの向上に努め、きめ細かな販売活動を展開していく、としている。

■即席めん新工場の概要
所在地:群馬県館林市赤生田本町
総投資額:約100億円
敷地面積:12万7000㎡
延床面積:2万3000㎡
構造:鉄骨造3階建て
設置ライン:即席めん類(カップめん、袋めん ワンタン)
生産品目:赤いきつねうどん、緑のたぬき天そばほか
製品供給地区:東日本全域(東北~中部地区)

■生めん・スープ工場・チルド配送センターの概要
所在地:埼玉県日高市森戸新田
総投資額:約85億円
延床面積:生めん・スープ工場=2万5669㎡、チルド配送センター=5560㎡
構造:工場=鉄骨造3階建て、配送センター=鉄骨造2階建て
設置ライン:生めん類(蒸しめん、茹でめん、生めんほか)、スープ類(液体、粉末)、
生産品目:焼そば3人前、生ラーメン3人前、焼うどん2人前、玉うどん3人前ほか
製品供給地区:東日本全域(東北・関東・甲信越・静岡地区)

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