米UPSは10月23日、2007年第3四半期の売上高の伸びは4.7%に達したと発表した。サプライチェーン・フレート部門の顕著な伸びに加え、国際ビジネスも好調な業績を収めた。日本では、小口貨物輸出取扱量が前年同期比10%強増加し、9月までの9か月間では20%近く増加した。
UPSジャパンのマシュー・マギー社長は「第3四半期中に、UPSは米国から名古屋への週6便の乗り入れ権を獲得した。これにより8月に着工し2008年完成予定の上海(浦東)新国際エアハブへの接続が可能になる」と、ビジネスの好調さをアピールしている。
第3四半期の1日平均小口貨物取扱量は1525万個に増加。連結売上高は122億1000万ドルで、営業利益17億1000万ドルとなった。営業利益は3つの事業部門すべてで改善し、11.3%増となった。
サプライチェーン・フレート部門は、フォワーディング・ロジスティックス事業の売上高が4.7%増加して14億9000万ドルに、LTL(混載トラック便)事業の売上高は12.1%増の5億2100万ドルとなり、取扱量は13.3%の増加となった。