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川崎汽船/9月中間期、純利益2.1倍で過去最高益更新

2007年10月31日/決算

川崎汽船(株)が10月30日に発表した9月中間期の連結業績は、ドライバルク市況の高騰と欧州航路の旺盛な需要に支えられ、売上高、営業利益、経常利益、中間純利益のすべてで過去最高益を記録。純利益は440億4400万円(前年同期比2.1倍)で、2年ぶりに最高益を更新した。

連結業績は、売上高6466億4300万円(24.8%増)、営業利益615億5200万円(2.6倍)、経常利益637億1600万円(2.6倍)。

部門別業績では、コンテナ船部門が全般的に好調で、特に欧州航路の荷動きはユーロ高、ロシア経済の好調さなどで20%の伸びとなった。北米航路は一般消費財が堅調だったものの、住宅関連物資の積高が低迷。南北航路は航路の新設や大型船の投入により、31%と大幅に伸びた。

不定期専用船部門は、7月以降にバルチック海運指数が連日過去最高を更新するなど「未曾有の高値圏」で推移。鉄鋼原料、電力炭、製紙原料輸送で長期契約を結ぶなど、安定的な収益を確保しつつ、中小型船を中心としたスポット市況の高騰を追い風に部門全体で高収益となった。

自動車船は7月に発生した新潟県中越沖地震の影響で一時的な出荷停止があったものの、中近東、アフリカ、中南米カリブ方面への輸送需要が活発で、9%の伸びとなった。

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