(株)バンテック・グループ・ホールディングスが11月14日に発表した9月中間期の連結業績は、増収を確保したものの中間純利益が19.9%減少した。
既存主要顧客の自動車生産台数が減少したほか、日本発の輸出航空貨物の低迷といった減収要因を、子会社買収などの戦略的拡大策の効果、海外子会社売上の伸長でカバーし、売上高は前年同期比11.0%増の781.4億円となった。
連結営業利益は、既存主要顧客の減産による固定原価の負担、ICタグ事業の先行負担、アジア自動車関連新規の初期費用などの負担もあり、前年同期比16.2%減の28.2億円となった。
国際物流事業は、衣料品・食料品関連など日本着航空輸入、日本発輸出航空貨物のマーケット全体の低迷による影響を受けた一方、英国、タイの海外子会社が業績を伸ばし、2006年7月に設立した中国(広州)子会社の寄与もあって、全体としては堅調に推移した。