バンテック・グループHD／07年4-12月期、営業利益3.3％減少

バンテック・グループ・ホールディングスが2月14日に発表した2007年4-12月期連結業績は、売上高1203億円（前年同期比9.6％増）、営業利益51億円（3.3％減）、経常利益53億円（4.6％減）、四半期純利益は33億円（7.2％減）の黒字となった。
国内物流事業で運送・港運事業が伸長、国際物流事業も欧州・アジアで自動車部品物流事業の取扱いが増加するなど、売上高は順調に推移。上期の固定費負担、ICタグ事業の先行負担、日本発着輸出入航空貨物の減収があり、営業利益は減少した。
部門別では、国内物流事業は既存主要顧客が上期後半から自動車生産の増産、出船積台数の増加による運送・港運・梱包の伸長、自動車部品物流事業の強化策としての子会社買収効果で売上拡大を図った。増収効果でICタグ事業の先行負担をカバーした。
国際物流事業は、英国、タイなどの自動車部品物流事業の伸長で、日本発着輸出入航空貨物の低迷をカバーし、売上高は堅調に推移したが、米国の減収、日本発着輸出入の低迷の影響で減益要因となった。