川崎汽船（株）は11月15日、同月下旬から「CKYHアライアンス」を組むコスコン、陽明海運、韓進海運とともに、アジア-欧州航路のサービスを改編すると発表した。
改編では、運航ループの増便、各ループでの寄港地の見直し、投入船型の大型化を行うことで、荷動きの伸張が著しいアジア-欧州間でのトレード需要に対応する。
青島から上海、、シンガポール、ロッテルダムなどに寄港するAES3サービスでは、当初は陽明海運が運航する4300TEU型コンテナ船4隻による隔週サービスとなるが、2008年5月に川崎汽船・陽明海運の運航する8000TEU型コンテナ船を順次投入し、2009年9月からは8000TEU型コンテナ船9隻によるウィークリーサービスとなる。
サービス改編後の各ループ概要は次の通り。
AES1サービス-Loop5（変更なし）
投入船：8000TEU型コンテナ船8隻（川崎汽船4隻、陽明海運4隻）
寄港地：上海-寧波-厦門-高雄-塩田-シンガポール-ロッテルダム-ハンブルグ-フェリックストゥ-アントワープ-シンガポール-高雄-上海
AES2サービス-Loop6（変更なし）
投入船：5500TEU型コンテナ船8隻（川崎汽船8隻）
寄港地：神戸-名古屋-東京-香港-シンガポール-ポートサイド-ロッテルダム-フェリックストゥ-ルアーブル-ポートサイド-シンガポール-塩田-神戸
AES3サービス-Loop7
投入船：4300TEU型コンテナ船4隻(*)（陽明海運4隻）
寄港地：青島-新港-上海-蛇口-シンガポール-ジェッダ-ポートサイド-テムズポート-アントワープ-ロッテルダム-ジェッダ-シンガポール-青島
開始船：YMVancouverV.001W-E（青島到着予定：2007年11月29日）
AEXサービス-Loop2
投入船：5500TEU型コンテナ船8隻（韓進海運8隻）
寄港地：上海-寧波-高雄-ポートケラン-コロンボ-ハンブルグ-ロッテルダム-ルアーブル-コロンボ-ポートケラン-香港-上海
開始船：HanjinCopenhagenV.056W-E（上海到着予定：2007年12月1日）
CNXサービス-Loop8
投入船4000-6900TEU型コンテナ船8隻（韓進海運およびUASC8隻）
寄港地：青島-上海-香港-シンガポール-ジェッダ-ハンブルグ-アントワープ-ルアーブル-ジェッダ-シンガポール-青島
開始船：HanjinLosAngelesV.081W-E（青島到着予定：2007年11月27日）
FEXサービス-Loop3
投入船：5500および6500TEU型コンテナ船8隻（韓進海運8隻）
寄港地：新港-光陽-釜山-塩田-シンガポール-ハンブルグ-ロッテルダム-フェリックストゥ-シンガポール-高雄-新港
開始船：HanjinBremerhavenV.011W-E（新港到着予定：2007年11月29日）
AES(NCX)サービス-Loop1
投入船：9000および10000TEU型コンテナ船8隻（コスコン8隻）
寄港地：上海-寧波-厦門-香港-南沙-シンガポール-ロッテルダム-ハンブルグ-アントワープ-シンガポール-香港-上海
開始船：CoscoNingboV.012W-E（上海到着予定：2007年12月1日）
AEN(NNX)サービス-Loop4
投入船：8000および10000TEU型コンテナ船8隻（コスコン8隻）
寄港地：大連-新港-青島-塩田-香港-フェリックストゥ-ハンブルグ-ロッテルダム-南沙-大連
開始船：CoscoShenzhenV.033W-E（大連到着予定：2007年12月4日）
