川西倉庫(株)は11月16日、冷蔵倉庫貨物の取り扱いが低調だったとして、中間連結業績の下方修正を発表した。また、通関業の免許取消しなどが響き、通期業績も前回予想を下回る見込み。
中間連結業績は、食料品などの主要普通倉庫貨物取扱いが前年同期を下回り、冷蔵倉庫貨物の取扱いも低調に推移したため、売上高は前回発表予想を下回る見込み。固定費の圧縮に努めたものの、営業利益、経常利益とも前回予想と同程度の損失となる見込み。中間損益は、加入していた総合設立型基金である神戸港厚生年金基金の解散認可があり、厚生年金基金解散損の計上で4億円の損失となる。
通期業績は、中間業績の修正に加え、通関業の免許取消しなども影響し、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回予想を下回り損失が拡大する見通し。