LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

セシール/中期計画策定、再成長へ返品物流費改革

2007年11月27日/SCM・経営

(株)セシールは11月26日、「再生と成長を実現する重点施策」として、2012年度を最終年度とする中期経営計画を策定した。ロジスティクス関連では、返品物流費の改善など緊急度の高い4テーマについて部門横断チームが改善方法の確立を図り、事業の筋肉質化を進める。

アパレル系商材の集中購買を行い、より低コストな地域への生産拠点の移転、商品構成の見直しを行うことで、年々上昇している商品原価の低減を図る。受注業務・コスト改善については、ウェブ受注比率の向上、オペレーターのスキル・業績管理の徹底による業務効率化、受注ジムの外注化によるコスト削減、本社との一貫したサービス標準の検討――などを進める。

返品物流費の改善では、返品対応期間を他社並みに短縮し、返品物流費の一部を顧客に転嫁するほか、顧客の「ロイヤル度」に応じて費用負担、対応期間などを差別化することも検討する。

カタログ印刷・配送費の削減に向けては、印刷・封入作業の低コスト地域への移転など抜本的な見直しを行う。

このほか、中期計画では「地元」である四国での事業展開を拡大するため、「四国戦略」として通販事業の域内市場浸透度の向上、地域特性に合わせた新たな事業展開を行うとともに、ロジスティクスセンターの「キャパ貸し」として倉庫を持たない地元小売チェーン・百貨店・異業種に対するスペース貸し事業を検討する。また、域外物流業者への四国内拠点として提供することも考える。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース