イオン(株)は11月26日、2008年度中にグループ本社機能とGMS機能を分割すると発表した。これまでの事業持株会社制度を改め、グループ本社機能とGMS機能の二法人に分割することで、それぞれが目的に専念できる体制を敷き、グループ全体の価値向上を図る。
分割後の持株会社は、グループ全体の戦略立案、モニタリング、対外コミュニケーションなどのグループ本社機能、財務・法務・人事などの専門機能、IT・物流などの共通機能を受け持つ。今後、持株会社の設立の詳細などを詰める。
同社では、事業毎にエグゼクティブ・コミッティ議長を配置し、事業別のマネジメント体制の強化を図るとともに、2007年度下期からはSCM機能会社などグループ事業の再編を進めており、「これらの取り組みの最終段階」として、本社分割に踏み切るもの。