住友重機械工業は11月29日、中国で需要が拡大している減速機と油圧ショベルの生産拠点を新設すると発表した。減速機は既に天津と上海に工場を開設して現地での組立を行っているが、部品加工を含めた本格的な現地生産化を進めることで競争力を強化する。
油圧ショベルは現在、千葉工場から全世界に供給しており、需要拡大に対応するため千葉工場で生産量の20％向上に取り組んでいるが、「今後さらに市場拡大が見込まれる」として、新生産拠点を設けることにした。
新工場は北京市の東約150km、天津市の北東約100kmに位置する唐山市の現代装備製造工業区に建設し、減速機と油圧ショベルの製造を受け持つ現地法人をそれぞれ設立する。2009年2月の操業開始を目指す。
