住友重機械工業は11月29日、2008年度を初年度とする3か年の中期経営計画「グローバル21」を発表した。事業の垂直統合に注力するとともにグローバル展開を加速し、「コスト競争力やロジスティクスの観点でグローバル・サプライチェーンを強化する」としている。
現在推進している中期経営計画「躍進07」では、2年目に目標値をすべてクリア。今年度は受注高7300億円、売上高6600億円、営業利益770億円を達成する見込みとなっている。
次期中経では、戦略策定の前提として売上高1兆円規模到達を長期目標に掲げる。最終年度の2010年度に売上高8500億円、営業利益1000億円を、長期目標として2015年までに売上高1兆円の達成を目指す。
グローバル展開では、BRICsなど成長余地の大きい海外市場で積極的な事業展開を図り、グローバルに競争力のある「一流商品」を創り出すとともに、販売網の整備やマーケティングの強化、生産拠点の増強を図り、コスト競争力やロジスティクスの観点でグローバル・サプライチェーンを強化するとしている。
