国土交通省は、飲酒状態の有無を判断し、飲酒状態にある場合にはエンジンを始動しないようにする「アルコール・インターロック装置」について、装置の技術指針案について、最終取りまとめを行った。
案では原則として、欧州の技術基準(任意装備)の要件に整合化。ただし、精度試験等の試験条件や整備間隔等ユーザー受容性への配慮など、一部の規定について日本の実情に合わせたものとしており、飲酒運転違反者への再犯防止対策としてアルコール・インターロック装置が活用される場合については、電子記録要件や再測定に係る要件などの追加的要件を特定した。
また、事業用車両のうちトラックなどは乗客がいないため、本人確認が難しい臭気センサーなどについても、早期実用化の可能性があるとしている。
アルコール・インターロック装置に関する検討会最終取りまとめは下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/091226/04.pdf