古河ユニック／安全装置付クレーンの機能強化オプション設定

古河ユニックは、安全装置付クレーン（トラック積載型クレーン）の機能強化を目的としたオプションを追加設定し、1月21日より販売を開始する。
トラック積載型クレーンはその利便性から広く普及している一方で、過負荷による転倒事故や破損事故の防止が重要なテーマであり、安全装置として過負荷防止装置が商品化されている。
今回新たに設定するオプションは、これまで対応していなかったクレーン前方領域での過負荷検出を可能にするもので、これにより全旋回領域での過負荷警報と転倒防止機能付クレーンに発展させることができ、より安全度の高いクレーン作業を可能にする。
同社では、今まで、安全性を維持しながらもクレーン性能を損なうことのない安全装置の開発を進め、安定度が少ない場合には安定度を基準にした「転倒防止装置（側方領域で作動）」が働き、安定度が十分な場合にはクレーン強度を基準にした「過負荷警報装置（側方および後方領域で作動）」が働くというように、状況に応じて2つの安全装置が最適に働く先進的な安全装置付クレーンを商品化・販売し、普及に努めてきた。