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三洋電機ロジスティクス/07年4-12月期、グループ内取引縮小で減収減益

2008年01月25日/決算

三洋電機ロジスティクスが1月24日に発表した2007年4-12月期連結業績は、三洋電機グループ内の取引が縮小したため、グループ外顧客との新規取引の増加分を吸収し、売上、利益ともに減少した。
事業領域別にみると、ロジスティクス・ソリューション事業は、家電業界の物流が年末商戦を中心に大画面薄型テレビ、高付加価値白物家電などの高額家電製品を中心に大幅な伸びをみせる中、家電量販店向け3PL事業の取引拡大、宅配・設置事業の事業規模拡大などに取り組み、部門売上高は前年同期比で25.3%増加した。営業利益も、減価償却費の減少、子会社のオペレーションの効率化や小物自動仕分システム(ソーター)導入による合理化など構内作業原価の低減に努め、34.2%増となった。
国際物流事業は、コミッション契約方式への切り替えでこれまで、売上高として計上していた商品代金部分を計上しなくなったため、部門売上高は82.0%減となったものの、東アジア地域を中心に貨物量の増加傾向が継続、営業利益は24.1%増えた。
国内一般物流事業は、家電量販店向け物流3PLシステムの実績を活かしたメーカー物流の共同プラットフォーム化の取り組み、商品回転率の高いメーカー物流の獲得、家電物流以外への事業領域の拡大、同業他社との共同物流など外販の強化に積極的に取り組み、メーカー物流の新規受託などの成果を上げたものの、グループ内取引の縮小で、部門売上高が9.6%減少した。営業利益も貨物量減少に伴う利益額の減少で、21.7%減った。

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