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三洋電機ロジスティクス/国際物流事業、コミッション方式への移行進む

2007年07月26日/決算

三洋電機ロジスティクス(株)が7月25日に発表した平成20年3月期第1四半期の連結業績によると、売上高は96億1400万円(前年同期比8.1%減)、営業利益4億1100万円(8.9%増)、経常利益4億4900万円(11.8%増)、四半期利益2億1200万円(4.3%増)となった。

ロジスティクス・ソリューション事業では、既存顧客との取引拡大と営業利益率の向上、首都圏営業強化による取引拡大、都市型大型店舗向け物流の最適化提案による取引拡大、宅配設置事業の新規取引拡大に取り組んだ。

家電量販店向け3PL事業の取引拡大、宅配・設置事業の事業規模拡大などに積極的に取り組み、3割以上の増収で推移。利益面では、減価償却費の減少、子会社のオペレーションの効率化、小物自動仕分システム(ソーター)導入による合理化など構内作業原価の低減に努め、およそ2倍の増加となった。

国際物流事業では、集荷地点で商品を購入し、配送地点で物流フィー等を加算して販売する商物一体契約方式から、物流フィーで契約するコミッション契約方式へのシフトを進めた結果、売上高として計上していた商品代金部分を計上しなくなったため、売上は4分の1程度に減少。しかし、利益面は東アジア地域を中心に貨物量の増加傾向が続いたことから、営業利益が3割近く伸びた。

国内一般物流事業は、家電量販店向け物流3PLシステムの実績を活かしたメーカー物流の共同プラットフォーム化の取り組み、商品回転率の高いメーカー物流の獲得、家電物流以外への事業領域の拡大、同業他社との共同物流など外販の強化に積極的に取り組んだものの、三洋電機グループ向けの縮小で売上は7.5%減少。営業利益も、貨物量減少に伴う利益額の減少で27.6%減少した。

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