LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

長瀬産業、セイケムアジア/TMAHリサイクル事業で合弁、物流合理化に

2008年01月25日/CSR

セイケムアジア、長瀬産業と子会社であるナガセケムテックスは1月17日、半導体や液晶パネル用現像液の原料であるTMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド)のリサイクルを目的とした合弁会社「SNTECH」を設立した。
SNTECHは、セイケムアジアの親会社であるSACHEMINC.が開発したメビウスシステム技術と、長瀬とナガセケムテックスが長年に亘り蓄積してきた液晶パネルメーカーでの薬液管理システムや供給の技術と経験を融合し、アジアにおけるTMAHリサイクル事業を共同で推進する。
メビウスシステムは、使用済み現像液やリンス水からTMAHを高効率で回収する事ができ、回収TMAHだけでなく、TMAHを除去した後の水も再利用が可能となる。
排水処理設備の設備規模を縮小する一方、化学廃棄物を最小限に抑え、水を再利用し、高純度のTMAHを安全に再生・供給する環境保全テクノロジーで、工場敷地内(オンサイト)または輸送コストを考慮した近距離にリサイクルシステムを設置することで、物流の合理化を図り大幅なコスト削減とCO2排出量削減を実現する。
SNTECHは拠点を大阪に置き、急速に成長しているアジアのLCD産業に照準を合わせ、日本、韓国、台
湾および中国を中心に、そのリサイクル技術で、高まる環境保護の課題に取り組む。
新会社の概要
会社名:SNTECH(株)
設立年月日:2008年1月17日
本社所在地:大阪市中央区南船場1-15-14堺筋稲畑ビル5F
代表者:代表取締役社長高岡秀典
資本金:設立時2億5千万円
出資比率:セイケムアジア60%、長瀬35%、ナガセケムテックス5%
事業:アジアにおけるTMAHリサイクル工場の建設および操業

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース