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加ト吉/製造・販売・ロジスティクスの統合システム、来春稼動

2008年01月28日/SCM・経営

加ト吉は1月25日、金融支援取引と加ト吉水産の偽造印鑑を使用した「不適切取引」に関連し、東京証券取引所と大阪総研取引所に改善状況報告書を提出した。
この中で、同社は改善措置として、①帳合取引の許容基準の厳格化②帳合取引売上計上基準の変更③取引の事後審査機能の強化④業務処理システムの抜本的刷新⑤組織の大幅な見直し⑥組織・規定の見直し⑦売上と利益とのバランスとコンプライアンスを重視した事業計画及び人事評価⑧取締役会の機能強化⑨内部統制監査室の体制強化――の9項目を報告。
業務処理システムの抜本的刷新では、2009年3月の完全稼働を目指し、製造・販売・ロジスティクスを包含した統合業務システムを構築するとした。これは、会計などの業務処理システムに対するIT投資が不十分で、「そのためシステムを活用した問題の早期発見ができていなかった」との反省に立った措置。
第一段階として、4月に新業務システムとしてSAP製品を導入し、与信限度を超えた取引を機械的に排除するとともに、商品の実移動を伴わない取引に対する機械的排除を通じたリスクの事前回避、全社横断的な在庫管理など、全社的な与信管理を横断的に実施することで、ここの取引管理も可能とする。
さらに、2009年3月の稼働を目標に、製造・販売・ロジスティクスを包含した統合業務システムとしてSAP製の会計システムを構築し、J-Sox法対応を含む内部統制機能の強化・充実を図る。

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