LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

マルハニチロHD/エビのサプライチェーン強化、養殖会社買収

2008年01月29日/SCM・経営

マルハニチロホールディングスは1月28日、マルハがサプライチェーン型事業を強化するため、マレーシアのエビ養殖会社「AGROBEST(M)SDN.BHD」社の全株式取得で同社と基本合意に達したと発表した。
アグロ社は、1998年からマレーシアのパハン州で、稚エビの生産から養殖、冷凍加工までの一貫生産体制でエビ養殖業を営んでおり、保有するエビ養殖池は459池、総面積1300ha。
マルハは多様化する消費者・ユーザーの要望に応えるため、高品質差別化商品の品揃えのために「トレーサビリティの確立したサプライチェーン型事業の強化を模索していた」と説明している。
買収後、エビ加工場などへの追加設備投資を行い、生産能力の増強を計画。2008年度の養殖エビ生産計画として5000トン、2009年度以降は7500トンとする。
アグロ社の買収はマルハニチログループ水産事業の成長戦略の一環で、同社では資源へのアクセス能力増強とともに、天然エビと養殖エビを組み合わせた日本国内市場向け事業基盤の強化、今後の海外市場向けの販売拡大を期待している。
■アグロ社の概要
商号:AGROBEST(M)SDN.BHD
所在地:マレーシアパハン州ペカン郊外(マレー半島東岸中央部)
設立:1988年
事業の内容:エビ養殖・冷凍加工・販売
従業員数:約800人
業績:2006年実績養殖エビ2600トン
設備:エビ養殖池、孵化場、冷凍加工場、冷蔵庫(保管能力450トン)

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース