近鉄エクスプレス／ロシア鉄道トライアル輸送キャンペーンを実施

近鉄エクスプレスは2月5日、シベリア鉄道輸送ルートで総代理店契約先であるトランスコンテナ（TC）社とともに、2月末をめどにトライアル輸送キャンペーンを実施すると発表した。
近鉄エクスプレスは2007年7月にTC社と日本での総代理店契を締結。同年9月には「近鉄エクスプレスロシア・セミナー」を開催し、日本の主要港からロシア東岸のボストウチヌイ港を経由したロシア鉄道によるモスクワ、サンクトペテルブルグなどのロシア西部主要都市までの輸送サービスを紹介した。
その後、複数の顧客から「少量での試験輸送を実施したい」という要望があり、TC社との調整の結果、一定の取扱い条件を設定することでトライアル輸送を実施するとこにしたもの。
トライアル輸送キャンペーンの輸送目的地は、モスクワ限定で、横浜・名古屋・神戸港の各港を2月下旬に出港し、モスクワには3月末に到着する。最低受託物量は1FEUとする。
近鉄エクスプレスでは、今後ロシアへの鉄道輸送を検討している日本の家電メーカー、自動車メーカーからの参加を想定し、07年11月に開設したTC社の駐在員が常駐する”トランスコンテナ・センター”で、企業からの問い合わせに対応している。