清和鋼業は2月20日、鉄鋼流通事業部門を新設分割し、持株会社体制へ移行すると発表した。これに伴い「清和中央ホールディングス」に商号変更する。
鉄鋼流通業界では、公共工事などの減少で需要が大きく減退しており、相次ぐ仕入価格の上昇に対して、販売価格に転嫁することが困難なため、採算性が低下、メーカーとユーザーとの直接取引も活発になっている。
こうした経営環境を踏まえ、清和鋼業は同業の中央鋼材と経営統合し、持株会社体制に移行して両社の独自性を維持しながら、意思決定の迅速化、商圏の相互補完、経営の効率化のメリットを追求することにしたもの。
経営の効率化を推進するために、共同仕入れの実施、顧客の相互紹介、両社の経営ノウハウ共有、間接財の共同調達などを推進し、シナジー効果を狙う。会社分割は、現清和鋼業の鉄鋼流通事業を、新たに設立する清和鋼業に承継させる新設分割とする。
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清和鋼業/持株会社制へ鉄鋼流通部門を新設分割
2008年02月21日/SCM・経営
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