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OKIデータ/福島で外部部材倉庫スペースを全廃、CO2排出量72%カット

2008年02月22日/CSR

OKIデータは2月21日、国内生産拠点である福島事業所の外部部材倉庫スペースを全廃したと発表した。
同事業所では、生産効率向上と物流費用圧縮を目指し、生産改革と棚卸削減を推進。半年間でプリンタ生産スペースの20%削減と部材在庫の圧縮を進め、工場内に部材スペースを取り込むことで外部部材倉庫スペースを全廃。2006年度と比較して1年間で、外部倉庫費用と物流費用の約1億5000万円、24.2トンのCO2排出量が削減できるとしている。
生産ラインの効率化による省スペース化への取り組みとして、生産ラインの工程間の距離を縮めることで、工程間の部品・仕掛品の移動距離を短縮、生産ライン全体のスペースを削減した。
また、部材の発注・納入方法の見直しなど生産プロセス改革により35%の棚卸削減を実施、生産品の一部の海外工場移転などにより、工場内にすべての生産品の部材在庫スペースを確保し、6か所あった外部の部材倉庫スペース6500㎡全廃と外部倉庫・工場間のトラック輸送の削減に成功した。
外部倉庫・工場間のトラック輸送距離は年間5.1万kmあり、今回の改革で生産物流全体にかかっていた燃料費の約80%削減に成功。福島事業所のプリンタ生産に関わる物流のCO2排出量は、製品物流を除いて33.8トンあり、今回の削減量24.2トンは生産物流全体の72%になる。

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