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OKIデータ/タイ生産拠点で外部倉庫全廃

2009年08月13日/国際

OKIデータは8月11日、生産効率の向上と物流費用圧縮を目指し、タイ生産拠点であるオキ・データ・マニュファクチャリングの生産改革を推進し、工場内の生産・倉庫スペース5500㎡の削減を実現、外部倉庫に保管していた部材と商品在庫を工場内に取り込むことで、外部倉庫を全廃したと発表した。

5500㎡は、工場内の生産・倉庫スペース全体の20%に相当する。工場内の在庫スペースを増やすことができ、契約していた外部倉庫の全廃と、倉庫・工場間のトラック輸送の削減を実現した。2007年度と比較して1年間で、外部倉庫費用と物流費用で約3400万円と、2トンのCO2排出量が削減できる予定だ。

輸入部材・完成品の港・空港と工場間の輸送をのぞく、同工場の生産物流が全廃されたことになり、低炭素型生産体制が実現した。

同工場は、ドットインパクトプリンタ、複合機、LEDプリンタなど同社プリンタ販売量の半数にあたる年間50万台を生産する主要拠点。生産ラインの効率化による省スペース化への取り組みとして、生産ラインの工程間の距離を縮めることで、工程間の部品・仕掛品の移動距離を短縮し、生産ライン全体のスペースを削減する、いわゆる「間締め」への取り組みを継続的に続けてきた。

「間締め」によりできたスペースを活用し外部委託していたサブアッセンブリー業務と設備修理・施設修繕業務の内製化、サプライヤのジャスト・イン・タイム納入促進による部品在庫日数の削減を進めてきた。

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