アディダスグループ／天津保税物流パークに国際輸送センター設置

21日に天津税関から得た情報によると、電子通信業大手のモトローラが浜海新区の天津保税区にグローバル物流配送センターを設置したのに続き、アディダスグループがこのほど、天津保税物流パークに国際輸送センターを設置することを決定した。これにより貨物の各種手続きが天津税関でわずか２時間とスピーディに完了できるという。
アディダスグループは、毎月千万ドル規模の貨物を保税物流パークに保管することで、これまで貨物を香港に集中し再配送していたのに比べ、20％の輸送コストを節約することができる。同グループは、国際輸送センターの浜海新区設置を決定する前に多くの候補地を視察したが、優良なインフラと交通の利便性以外に税関の高効率なサービスが最終的な決定要因となった。
天津浜海新区が中国国家発展戦略に組み込まれてから、北方国際航運センター及び国際物流センター建設は、同区の新機能として重要な構成部分となっている。
浜海新区区域内の天津保税区と保税物流パークは急激に発展しており、モトローラ、トヨタ、サムスン電子、アディダスなどの企業が次々に同区内に物流基地を設置している。さらに、国際的に有名なサードパーティロジティクスを展開する複数の企業が保税区と保税物流パークに拠点を置き、いくつかの生産物資専門市場が運営をスタートしたことで、浜海新区の物流業は良好な発展状況にある。（新華社／日中経済通信）