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プロロジス/九州初の物流センター竣工、コカ・コーラウエスト・日立物流が利用

2008年02月27日/物流施設

プロロジスは2月26日、マルチテナント型(複数企業向け)物流施設「プロロジスパーク鳥栖I(ワン)」の竣工を発表した。プロロジスとしては、九州で初めての物流施設で、日立物流、コカ・コーラウエストロジスティクスの利用が決まっている。2社の利用で稼働率は100%となる。
「プロロジスパーク鳥栖I」の隣接地には「プロロジスパーク鳥栖II」(ビルド・トゥ・スーツ型)を計画中。「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」内に、新たな用地2万3200㎡を取得し、2008年下半期にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク鳥栖IV」に着工する。この2施設については、入居企業を募集している。
「プロロジスパーク鳥栖I」は、敷地面積約5万1843㎡、延床面積約7万3037㎡、3階建ての複数企業向け流通型物流センターで、プロロジスが持つ最新の物流施設開発ノウハウを駆使し、使い勝手の良さ、諸作業の効率を最大限に高めた設計となっている。
倉庫スペースは、6.3mの梁下有効高を確保し、ラックの4段積みを可能とした。トラックバースは10トン車換算で1階に56台、スロープを使用して直接アクセス可能な2階には36台分設置しており、1スパンに4トン車を3台接車できるため、荷物の大量、迅速な搬出入作業がスムーズに行える。2階には、奥行き15mの大庇を設置することで、倉庫スペースと車路の間の空間を有効的に使用することができる。
同施設はサステイナブルな総合物流センターとして、外周道路に沿って豊富な植栽スペースを設け、敷地内通路の舗装には車両排気ガス成分の窒素酸化物を除去する工法を採用することで、地域環境の保全に貢献。食事・休憩をとることのできるラウンジなどのアメニティ空間、IT完備のオフィス、防災システムや24時間対応可能な有人セキュリティシステムも装備し、1階にトラック用駐車場71台、乗用車用駐車場を205台分設置した。
佐賀県鳥栖市内の流通業務団地「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」6街区に建設。九州自動車道、大分自動車、長崎自動車道や国道3号など九州の東西南北を結ぶ主要な幹線道路の結節点で、博多港、福岡空港、有明佐賀空港など九州の物流重要ハブや福岡市など近隣都市を結ぶ鳥栖インターチェンジから約1kmの場所に位置している。
■「プロロジスパーク鳥栖I」概要
名称:プロロジスパーク鳥栖I(ワン)
所在地:佐賀県鳥栖市幡崎町字平田1715
敷地面積:約5万1843㎡
延床面積:約7万3037㎡
構造:鉄骨造、地上3階建
着工:2007年4月19日
竣工:2008年2月26日

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