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日本通運/中部空港物流センターを拡張

2008年03月05日/物流施設

日本通運は3月3日、中部空港物流センターを拡張すると発表した。空港島内の中部国際空港総合物流ゾーンに立地し、中部空港支店施設中部空港物流センターと隣接する空港施設拡張用地の売買契約を、愛知県企業庁と締結した。
購入した拡張用地を活用し、現在の中部空港物流センターを拡張する工法で第二期工事を実施。2008年度中に着工し、09年夏の全面稼動を目指す。これにより施設床面積は、3000㎡から5000㎡へ大幅に拡張される。
中部空港物流センターの輸出入取扱い数量は、上期が3%増、下期も7%増と堅調に伸びており、中部空港発着の国際航空貨物の増加に伴い、稼動中の上屋施設が手狭になりつつあった。名古屋地区には自動車関連産業やエレクトロニクス産業など多くの顧客が集中し、今後も輸出入航空貨物の増加が期待されていることから、施設の拡張が必要と判断したもの。
中部空港物流センターでは航空貨物の安全輸送を確保と輸送時間を短縮するため、ULD(UnitLoadDevice)と呼ばれる航空機搭載用のコンテナや金属製のパレットへの貨物積み付けを、自社で行うインタクトサービスとして実施している。
同センターは、中部国際空港の最大の特色であるULDを搬送する無ナンバー車両専用の通行帯に面し、空港に最も近い第一列に位置、同センターで積み付けを済ませたULDを上げ下ろしすることなく、航空機側まで専用運搬機を利用して輸送可能な好立地にある。購入地はこれに並行する隣接地。
これまでは通関後、そのまま配達する通過貨物の取扱いが中心だったが、拡張後は空港隣接の立地を活用し、自動車部品や航空機部品などのDC業務や流通加工業務といったサービスの提供も可能となる。
■拡張施設の概要
契約年月日:3月3日
拡張工事開始予定時期:2008年度中
操業開始予定時期:2009年夏
敷地面積:1万2000㎡(現在7000㎡+新規5000㎡)
上屋面積:5000㎡(現在3000㎡+新規2000㎡)

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