国交省／「航空貨物セキュリティワークショップ」の概要を発表

国土交通省は3月18日、「国際交通セキュリティ大臣会合」（2007年1月開催）で採択された航空セキュリティに関する大臣声明のフォローアップとして、「航空貨物セキュリティワークショップ」を3月13、14日に行い、その概要を発表した。
ワークショップでは、国際的に取組みが進んでいる旅客、手荷物の保安対策と比較して、航空貨物に関わる保安対策が「複雑な制度、多種多量の貨物への扱い、関係国の制度上の違いなどにより、世界的な統一基準が未開拓の分野」として、諸外国・国際機関の航空セキュリティ専門官が集まり、将来の方向性をテーマに議論した。
参加国・機関はブルネイ、中国、香港、マレーシア、シンガポール、英国、米国、ベトナム、国際民間航空機関（ICAO）、国内の航空セキュリティの専門家約60人。航空貨物のセキュリティ対策に係わる各国の実施手法の紹介をもとに、航空貨物セキュリティ対策の全般にわたる現状認識と課題について議論が行われた。