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DHLグローバルフォワーディング/2012年までに国内フォワーダー3位入り目指す

2008年03月19日/国際

DHLグローバルフォワーディングジャパンは3月18日に開いた事業戦略説明会で、2012年までに日本で20億円を投資し、国内航空フォワーダー業界の上位3社入りを目指すと発表した。
チャールス・カウフマン社長は「年率12%の成長を達成し、日本での認知度向上につなげる」との考えを示し、国内拠点の拡充と国際ネットワークの拡大、機能強化を進め、国内外の拠点間での連携を強める。
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<チャールス・カウフマン社長>
国内では営業部隊の増員と業務領域の拡充を実施し、名古屋のゲートウェー施設の基盤強化を図って15%の成長を目指す。アジア域内の戦略的拠点として、2008年の第2四半期をめどに沖縄に新営業所を開設。また、福岡と名古屋が過去数か月間に大きな伸びを示していることから、両地域での営業所の新設、人員拡充を行う。
国際ネットワークでは、ライフサイエンス、ファッション分野を重点領域に位置づけ、「今後数年間で15%の成長率を確保してこの分野での主要プレイヤーとなる」(カウフマン氏)ことを目指す。
このほか、海外の仕向け地として、インド、中国、米国にコントロールタワーを設立し、「日本と同等のクオリティを確保する」とした。ITについても苦情処理や例外処理などの領域でコミュニケーションフローを改善する。
同社は現在、グローバルでのフォワーダー業界ではシェア1位を保っているが、日本国内の航空フォワーダーでは6位。上位3位を目指す方策として、これらの拠点拡大や機能強化に重点投資を振り向けるとともに、「地域レベルでのM&Aも考えられる。常にすべての可能性を検討し続ける」(カウフマン氏)と述べた。

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