ユージン／香港の生産統括子会社解散、生産・物流をさらに最適化

ユージンは3月18日、生産統括子会社YUJIN（HONGKONG）LIMITED.（ユージン香港）の解散を決めた。
同社製品の生産は、大半をユージン香港を通じて中国にある工場に委託しており、子会社は平成18年6月、グローバル戦略の遂行に向け、日本と欧米向け生産工場の開拓と管理による物流費などを含めたトータルコストの削減を目的に設立した。
しかし、その後、雇用、物価面など中国の生産環境の激変により、生産コストの上昇に見舞われ、再生プランの一環として、このような生産環境の変化に迅速・適切に対応した生産コストの削減を図る必要が出ていた。
今回、親会社であるタカラトミーの生産統括子会社トミーシンセンへのユージン香港の業務、機能の移管・統合により、生産・品質・物流管理の一元化、業務の効率化を図るとともに、スケールメリットを実現する。
このため、ユージン香港を解散し、今後コストの削減はもちろんのこと、品質と納期管理の徹底・最適化に積極的に取組むとともに、中国以外の最適生産基地についても模索、検討する。
当該子会社の概要
商号：英文標記YUJIN（HONGKONG）LIMITED.
所在地：15th Floor,China Hong Kong Center,122-126 Canton Road,Tsimshatsui,Kowloon
代表者：Leung Wai Mun
事業内容：①生産管理、品質管理、コスト管理、物流管理、②コスト、品質交渉、③外部サプライヤーの開拓と交渉
設立年月日：2006年6月3日
資本金：1,000千香港ドル
発行済株式数：1,000千株
総資産：94,839千円（2007年3月31日現在）
大株主及び持株比率：ユージン100.0％
2007年3月期の業績：売上高92,571千円、経常利益△62,199、純利益△62,199