クロスプラス／中国で物流機能強化、物流コスト削減に取り組む

クロスプラスは、平成20年1月期決算の会社の対処すべき課題で、物流機能強化と物流コスト削減を掲げ、生産基地である中国内において、上海の海外事務所、現地法人「客楽思普勒斯（上海）服飾整理有限公司」、同青島分公司を中核として物流加工業務を拡大し、物流機能強化とコスト削減に取り組むとしている。
同社は、年間5,000万枚以上を得意先に納品し、物流コストの削減やリードタイムの短縮は、販売ロスの低減や収益性向上のための重要な課題であるため、国内では、自社物流センターと外部委託物流センターの集約化、業務効率の向上に取り組むことで効果を出していた。
一方で、商品生産基地のシフトとして、生産は、中国に大きく依存しているが、欧米系SPA企業の同国での商品調達の拡大により、工場での日本向け生産枠が減少する懸念が出ており、安定的な商品生産に支障をきたす恐れがあるため、他国への生産基地の分散化による商品供給力の維持に取り組んでいくとしている。