日本トリム／岩谷産業グループと水事業で提携

日本トリムは5月8日、岩谷産業との間で、岩谷産業の子会社である富士の湧水の一部株式の譲渡を受けるとともに、水事業で相互に業務提携を行い、相乗効果で事業拡充を目指すことで合意したと発表した。
日本トリムは、ガロンボトル入りの天然水の製造・販売で業界最大手の富士の湧水の全発行株式のうち20％について、4月15日付で譲渡を受け資本参加した。提携により、岩谷産業グループへの技術供与、整水器の販路拡大を図るとともに、国内で「バナジウムの恵み・富士の湧水」のガロンボトル宅配水事業への参入、プレミアムウォーター販売を目指す。
岩谷産業は、提携で日本トリムの電解還元水整水器を全国の岩谷産業傘下の有力代理店や直販ルートを中心に販売し、当初販売目標として年間3000台を目指す。また、富士の湧水は、日本トリムから還元水製造技術の供与を受け、新たにプレミアムウォーターの開発を目指す。
日本トリムでは「水事業の領域拡大でシナジー効果が期待できるとともに、市場に対して天然水の取水・製造、ガロンボトル宅配、ウォーターサーバーレンタル、電解還元水整水器販売、プレミアムウォーターの開発などをワンストップ、トータルで提供できる水のパートナー企業集団が形成されることとなり、近年の健康志向や美味しい水を求める顧客ニーズに対して、新たなウォーターサービスを提供できる」としている。