ガートナー社の調査によると、2007年の世界のSCMソフトの総売上高は、前年の51億米ドルから17.6%増え60億ドルに達した。急激なドル下落が増加率を4%引き上げた。
同社はドル下落以外の増加の要因として、SCM事業の可視化やプランニング技術の一層の進歩を挙げている。
SCM企業の主な合併案件は2007年に25件あり、2005年から通算して85件以上となった。
SCMソフトの企業シェアをみると、SAPが昨年に続いて首位となり、続いてオラクル、JDAソフトウェア、Ariba、マンハッタン・アソシエイツの順となった。SAPの2007年の売上高は13億3440万ドルでシェア22.4%、オラクルは9億5520万ドルで16.0%、JDAは2億2960万ドルで3.9%だった。
同社は「SCM市場で現在起きている企業合併は、エンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)市場でも見られる現象だが、SCMに関するニーズの裾野の広さを考えると、今後も長期的に新規参入が続き、合併も活発化するだろう」とみている。
今回、集計されたSCMソフトには、新規ライセンス、ライセンス更新、ソフト使用契約、ホスティングサービス、技術サポート、メンテナンスが含まれる。(翻訳)
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ガートナー調べ/世界のSCMソフト売上げ、18%増の60億ドルに
2008年06月16日/調査・統計
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