LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三井物産/サハリンエナジー社融資契約調印

2008年06月17日/国際

三井物産が12.5%出資するサハリンエナジー社(SE社)(三井物産、ガスプロム、ロイヤルダッチシェル、三菱商事の共同出資)は6月16日、国際協力銀行と市中銀行団との間でサハリン2プロジェクト向けに総額53億ドルのプロジェクトファイナンスベースの融資契約に調印した。
この融資契約に基づき、国際協力銀行は、SE社に対して総額37億ドルを限度とする融資を行う予定で、市中銀行団は、さらに16億ドルの融資をSE社に行う。
SE社は調達した資金をサハリン2プロジェクトのフェーズ2建設工事と設備の試運転に向けて使用し、その後、日本、韓国、北米西海岸向けにLNGの出荷を開始する。
調印と同時に、三井物産は、SE社の他の3株主と共に、プロジェクト完工までの保証を差入れた。
サハリン2プロジェクトは、ロシア・サハリン島沖はの約450億バレル相当(石油換算)の資源を有するといわれる新たな世界規模の石油・ガス開発地域で、サハリンⅡは世界最大の石油・ガス複合プロジェクトであり、約40億バレル相当(石油換算)の資源を有している。
サハリン2プロジェクトの工事内容は、、モリクパック・プラットフォーム(PA-A、1999年以来、夏季半年間原油生産中)、新たに建設・設置するPA-B及びLun-Aプラットフォームや総計約300lmの海底パイプラインを含む洋上生産設備とピルトン・アストフスコエ鉱区及びルンスコエ鉱区からの天然ガス及び原油を処理するための陸上処理設備。
さらに、サハリン島南端まで約800kmにわたる二本の陸上石油とガス・パイプライン、通年操業可能な原油輸出設備、ロシア初のLNGプラントと付随する輸出設備とともに道路、橋、鉄道、港、空港および病院などのサハリン島内インフラの改良。

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース