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双日/米国電子タグ開発企業に出資、物流可視化事業へ進出

2008年06月23日/IT・機器

双日は6月20日、電子タグ開発を行う米国アイコントロール社に出資し、海上・陸上一貫物流セキュリティー、物流可視化事業に進出する。
米国では、2001年の同時多発テロ以後、国土安全保障省(以下:DHS)が設置され、テロの危険性がある物資の米国内への流入を阻止するためのさまざまな取り組みが行なわれている。
アイコントロール社は、国土安全保障省の委託を受け、米国に入る海上コンテナにGPSのついた電子タグを取り付け、位置情報やドアの開閉などを含めたセキュリティー情報をリアルタイムでモニターできる可視化システムMATTS(Marine Asset Tag Tracking System)の開発を進めている。
日本においても、国土交通省とDHSの協力のもと、2007年に一回目のMATTSの国際実験が行なわれ、100個のコンテナに電子タグを取り付け、横浜港からロサンゼルス経由シカゴ近郊までの海上・陸上一貫物流を管理する技術の検証が行われ、2008年の夏以降、機能を拡充した二回目の実証実験が行なわれる予定。
双日は、アイコントロール社の総代理店としてこの実証実験をサポートし、MATTSを利用した国際物流の可視化事業を進めるもので、システムの可視化技術やトレース(追跡)技術などを応用し、広域を移動する車両など動体資産管理のソリューション事業を展開する。

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